ホンノマコの加齢なる日々よ

架空の中堅OL(死語に近い)の実態

こんな日に限って・・・

今日から平日がスタートした。

いつものように、起きて洗面して、化粧して。

あとは納豆ご飯をかきこむだけ。

納豆ご飯というものは便利だ。

納豆を見つけた黄門様に感謝したくなる。

そして納豆をご飯にかけて食べた最初の人にも感謝。

そんな感謝を胸に、納豆の匂いをとるべく丹念に歯磨きし、

いつもの流れで駅に向かう。

今はこんな時代だから中々マスクが取りづらいんだけど、

どうしても時間がないので、駅のホームでリップを塗るのがお決まり。

去年、並んでゲットしたクリスマスコフレの限定リップ。

ちょっとオレンジが混ざったようなピンク。

ちょっとやそっとじゃ落ちないので、マスク生活にはありがたい。

ふと視線を感じるので横を見ると、メガネをかけた中年がこちらをじっと見ていた。

なんだ気色悪いので、(怖いですー)という念を込めて睨みつけたのだが、よく見ると視線が私の遥か向こうへ。

その視線を辿ってみたら、この時間帯だとだいぶ浮くだろうファッションの女が

今にも胸が見えそうな格好だったので、

(あー、このおっさん今さりげに目の保養やってんな)と思いながら、来た電車に乗り込んだ。

朝なのに、あまり幸先の良いスタートとは思えなかった。